こんばんは。トレーナーの島田です。
私たちの体は、普段の生活や姿勢、そして痛みなどの影響によって、少しずつ「偏り」が生まれていきます。
この偏りは、自分では気づかないうちに進行することが多く、気がついた頃には筋力のバランスが崩れ、
動きにくさや不調を引き起こしていることもあります。
とくに注意したいのが、「痛みがあったあと」の体の使い方です。
人は痛みを感じると、その痛みを避けようとして無意識に違う動きを取るようになります。
たとえば、右ひざが痛いと左足に体重をかけがちになったり、腰が痛いと背中を丸めた姿勢がクセになったり…。
この“避ける動き”が続くと、痛みが良くなったあとも体に残ったクセとして定着してしまうことがあるのです。
このクセが長く続くと、本来しっかり使われていた筋肉が弱くなり、逆に使いすぎている筋肉に負担が集中することで、
また新たな痛みや不調を引き起こす原因になってしまいます。
そこで大切になるのが、「運動」というアプローチです。
運動を通して、本来の動かし方を再び体に思い出させたり、新しく正しい動作を脳と体に学習させていくことができます。
これは筋トレやストレッチだけではなく、体の“使い方そのもの”を整えていくプロセスともいえます。
体の痛みやクセに気づいたら、早めにリセットしていくことがとても大切。
運動は、ただ体を鍛えるだけでなく、体のバランスを整え、痛みを繰り返さない体をつくる手段でもあります。
ぜひ一緒に、今の体を見直す時間をつくっていきましょう!