環境が体をつくる:目線と姿勢の関係

こんばんは。
前回は「環境因子」の中から“靴”に注目しましたが、今回は目線の高さに関するお話です。

日々の生活で、私たちはスマホやパソコンなどの液晶画面を見る時間が非常に長くなっています。
通勤電車の中、職場のデスク、自宅でのリラックスタイム
気がつけば「一点を見続ける」環境が日常化していませんか?

 

◆ 目線の高さは体にどう影響する?

同じ高さの画面を長時間見続けていると、

  • 首が前に出る

  • 背中が丸まる

  • 肩や目の筋肉が硬くなる

といった不調が起きやすくなります。
特にデスクワークやスマホ操作では、同じ目線・同じ姿勢を長時間取りがちです。

 

◆ 高さを“変える”ことが大切

重要なのは、「目線の高さを固定しすぎない」こと。
以下のような工夫を取り入れてみましょう:

  • デスクの高さを微調整してみる

  • 画面を見る角度を変える(スタンドを使うなど)

  • 30〜60分に一度は目線を遠くに向ける

  • 背骨や首の軽いストレッチを取り入れる

こうした小さな環境の工夫が、

首や背中への負担を軽減し、疲労の蓄積を防ぐ大きな鍵になります。

 

◆ “目の高さ”も環境の一部

体の不調は必ずしも筋力や柔軟性の問題だけではありません。
使っている道具の高さや角度、そして目の使い方や向け方も、体調や姿勢に深く関係しています。

少しの気づきが、大きな変化に繋がることもあります。


「なんとなく首がつらい」「目が疲れる」そんな時は、ぜひ一度“目線の高さ”にも注目してみてくださいね。