こんにちは、トレーナーの島田です。
今日は「心と体の自律神経を整える」というテーマでお話しします。
自律神経とは、自分の意志とは関係なく心臓や呼吸、消化などをコントロールしてくれる神経です。
大きく分けて「交感神経」と「副交感神経」があります。
交感神経は車でいうアクセルのようなもので、活動や緊張、集中するときに働きます。
一方、副交感神経はブレーキのようなもので、リラックスや休養、体の修復を行うときに優位になります。
例えば、仕事でのプレッシャーや運動中などは交感神経が優位になりやすく、
体は戦闘モードになります。逆に、食事中やお風呂に入っているとき、
ゆっくり眠るときなどは副交感神経が優位になり、体は回復モードになります。
この季節(夏)は、特に交感神経が乱れやすい時期です。
理由の一つは温度差です。外は猛暑、室内は冷房でひんやり。
この急激な温度変化は体にストレスを与え、自律神経の切り替えがうまくいかなくなります。
また、睡眠不足や冷たい飲み物のとりすぎも、交感神経が優位な状態を長引かせる原因になります。
対策としては、まず「急な温度差」を避けること。
外から室内に入るときは一気に体を冷やさず、羽織るものや扇風機の風向きを工夫しましょう。
また、寝る前はスマホやテレビから離れ、照明を落として副交感神経を働かせる時間を作ることも大切です。
さらに、ゆったりした呼吸やストレッチも、自律神経のバランスを整える助けになります。
心と体は、自律神経を介してつながっています。
ちょっとした生活習慣の工夫で、今年の夏も元気に乗り切りましょう。